口内炎について
口内炎とは、ほおの内側、歯茎や舌などの粘膜に起こる炎症の総称です。
できる場所により名称が異なります。歯ぐきにできれば「歯肉炎」、舌にできれば「舌炎」、唇にできれば「口唇炎」、口角にできれば「口角炎」と呼ばれ、患部は潰瘍(粘膜がえぐれてできる穴)になったり水疱になったりします。
口内炎の一番の特徴は触ると痛いことで、食事の時に苦痛を伴うため、乳児や高齢者の方は気づかずに栄養不足となり、より口内炎が悪化してしまうことも有ります。
口内炎の種類
・アフタ性口内炎
・カタル性口内炎
・ウイルス性口内炎
・カンジダ症口内炎
・アレルギー性口内炎
・ニコチン性口内炎
などが有ります。
〇アフタ(潰瘍)性口内炎
一番多くみられる口内炎です。
特徴は赤く縁どられた白い小さな潰瘍ができる事で、2週間前後ほどで自然に完治します。
〇再発性アフタ性口内炎
アフタ性口内炎を繰り返しできる口内炎です。
潰瘍ができた部分が痛みことが特徴で、特に塩分や酸味の強い食べ物がしみて痛みます。
〇カタル性口内炎
口内の粘膜が赤く炎症し、白くただれたり、ヒビ割れたりといった症状を起こす口内炎で、赤い斑点状に炎症が起こることから紅斑性口内炎とも呼ばれています。
アフタ性口内炎とは異なりますが、はっきりした境界線がなく、口内全体が赤く腫れ見た目で症状は比較的わかりにくいことが特徴です。