前回は、・アフタ(潰瘍)性口内炎・再発性アフタ性口内炎・カタル性口内炎についてご案内致しました。他にも、・ウイルス性口内炎・カンジダ症口内炎・アレルギー性口内炎・ニコチン性口内炎が有ります。

 

 

〇ウイルス性口内炎・ヘルペス性口内炎

 

口唇へルペスなど、ウイルスが原因で発生する口内炎です。口の粘膜に小さな水ぶくれができ、それが破れるとただれたり、潰瘍ができたりします。

症状は、最初に口唇や口の周りなどの一部が赤くなり、しばらくするとその上に小さな水ぶくれができ軽いかゆみやほてり、痛みなどを感じます。普通は、水ぶくれがやがてかさぶたとなって、10日~2週間程度で完治します。

ヘルペス性口内炎は唇や舌などの口内が赤く腫れ発熱を伴う辛い口内炎です。特に生後6ヶ月以降の乳幼児に多く見られ、口内炎の中でも特に痛みが激しく、重い症状に発展するするので注意が必要です。

 

〇カンジダ症口内炎

 

常用的に口内に存在する「カンジダ」という真菌(カビ)が通常よりも増殖することで発症するカンジダ性口内炎です。白い小さな斑点が集まって苔のようになり、頬の内側や舌、上あごなどに付着します。食べ物がしみて痛みます。

何らかの重大な病気を併発している場合が多いので油断は禁物です。

 

〇アレルギー性口内炎

 

虫歯治療や義歯で使われる金属や食べ物、服用している薬などのアレルギー反応でできる口内炎で、一般的に多く見られるのは果物を食べたときに、その果物の成分が口の中の粘膜にふれることでアレルギーによる炎症がおきて口内炎が出来てしまいます。

 

〇ニコチン性口内炎

 

タバコに含まれるニコチン成分が原因とされ、ヘビースモーカーに多くみられる口内炎です。口の中の上あごが白く、分厚くなり、赤い点が散在しているように見えることが特徴です。自覚症状はほとんどありませんが、たまにしみることも有ります。