歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称です。歯周病は気づかぬうちに進行し、最悪の場合、歯が抜けてしまうとても怖い病気です。

歯肉炎は20代では62%の人に見られるものの、歯周炎は約14%と少ないのが特徴です。しかし30代になると歯周炎の割合が増え始め、40代では約42%が歯周炎にかかっており、80代では約61%となります。

一方、歯肉炎の割合は減り始めます。これは歯肉炎から歯周炎へと進行した結果と見て良いでしょう。

歯周病は「歯周ポケット」と呼ばれる、歯と歯ぐきのすき間にある溝からはじまります。歯みがきが正しくできていないと、次第に歯周ポケットには細菌のひそむ汚れがたまっていき、歯ぐきの内部で炎症を起こします。