口腔(口の中)や歯も年をとると必ず悪くなるものと考えがちですが、高齢者といっても歯や歯茎(歯肉:しにく)の状態には非常に幅があり、歳のせいとあきらめないことが大切です。

厚生労働省の「平成28年歯科疾患実態調査結果の概要」によると、

20歯以上の自分の歯を有する者は、いずれの年齢階級においても回を重ねるごとに増加傾向にあった(表17)。なお、8020達成者の割合(80歳で20本以上の歯を有する者の割合)は、75歳以上85歳未満の8020達成者の割合から、51.2%と推計される。また男女を比較すると20歯以上保有者の割合(表18)、1人平均現在歯数(表19)ともに、後期高齢者で男性の方がやや高値を示した。