ブリッジとは少数の歯が失われた部分を回復する固定性の修復物です。むし歯やけが、歯槽膿漏(歯周病)などによって歯が失われた時に、両隣りの歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を入れて欠損部分を補う治療です。
ブリッジの治療の特徴
ブリッジ治療は保険診療と自費診療で行われます。
保険摘要でも白い歯にできる治療法です。
保険診療では、お口の状態や治療で用いる材料などに制約があります。保険が認められない治療は全額自己負担の自由治療となり、保険診療の8~10倍程度の費用が一般的です。
ブリッジ診療の保険適用では、連続して2歯まで歯を失った場合、ブリッジを被せる土台の歯が、最低2年間は問題が出ないと診断された場合に適用されます。
使用材質は硬質レジン前装冠が一般的で、これは表面のみ白いプラスチック製で銀色の被せ物が用いられます。
保険適用のブリッジ診療
保険適用のブリッジ診療の場合では、前から3番目の歯(犬歯)までは白い歯(硬質レジン前装冠)にすることが出来ますが、4番目以降の歯は金属の歯になります。
4番目以降 : 金銀パラジウムなどの銀色の被せ物となる。(ただし、3、4番目の連続欠損の場合、4番目は硬質レジン前装冠のポンティック(土台の無い人工歯)での治療が可能)
自費診療
使える材料としてメタルボンド、オールセラミック、オールジルコニア、ハイブリッドセラミックなど素材は豊富です。
特徴
ブリッジは、補う歯の数が多いほど、橋脚になる両隣の歯にかかる負担が大きくなるので、治療で補う歯は1本か2本程度が理想です。
優れているポイントは、差し歯より安定性が高く、噛む力も天然の歯の8割ぐらいが保たれ、噛み心地も悪くありません。