プラークの染め出し

 

一般的に毎日歯磨きをしていると思います。しかし完璧な歯磨きは難しくどうしても磨き残しが起きてしまいます。この磨き残しをチェックし患者様にお伝え致します。
歯に付着するプラーク(歯垢)を赤く染め出し、歯磨きでの磨き残し部分を色付けはっきり確認できる様に示します。これによりブラッシングでのクセを知り正しいブラッシング方法を身に付けて頂きます。この様に具体的な歯磨きの仕方等をご指導することで今までと違う歯磨きを行う事が可能となり磨き残しを軽減させプラークコントロールを行います。

 

プラークコントロールの目的

 

プラークは口内で形成されてから僅か48時間で歯石に変化します。歯石は非常に硬く頑固で丁寧にブラッシングしても落とすことはできません。歯石は細菌の住処で細菌が増殖し虫歯や歯周病などの原因となります。歯の周囲の骨を溶かすだけでなく糖尿病や脳卒中や癌など重篤な合併症を引き起こす可能性もある厄介な疾患です。

毎日のブラッシングでプラークコントロールをしっかり行なえば歯石の形成を防ぐことができ、歯周病予防に繋ります。プラークは細菌の塊で、僅か1ミリグラム中に300種類以上の細菌が数億以上存在しています。その中にはミュータンス菌という虫歯を作る菌が存在し、酸を出すことで歯を溶かし虫歯へと発展します。他にもプラークの中には歯周病菌も存在し、毒素を排出することで歯茎が腫れたり、血が出たり歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。

プラークコントロールの目的は虫歯や歯周病を予防することです。

 

プラーク