canstockphoto15674791キシリトールは、もともとは糖アルコールの一種で、5個の炭素を持つ甘味炭水化物でキシリトールの仲間には、ソルビトール、マンニトール、マルチトールなどがあり、これらは多くの食品に用いられています。キシリトールは自然界に存在する物質で野菜や果物の中に含まれています。

 

例えばイチゴには、乾燥重量100グラムあたり300mgのキシリトールが含まれていますがガムやタブレットの甘味料として用いているキシリトールは、工業的に作られています。
白樺などの木の構成成分であるキシランヘミセルロースを加水分解して得られたキシロースに水素を添加してキシリトールを生成します。

 

キシリトールの安全性はWHO(世界保健機構)でも認められており、一般的に砂糖と比べてカロリーは4分の1程度と低く、甘さは殆ど変わらないと言われています。独特の清涼感があり、食物ではホウレン草やレタス、イチゴなどの野菜や果物に含まれています。

 
キシリトールの役目はむし歯になりにくい環境を作ることでキシリトールを食べればむし歯にならないと言うことではありません。ミュータンス菌に反応することなく歯の表面を溶かす酸を作り出ず、反対に酸を作り難くする作用が有ることです。

 

ミュータンス菌はキシリトールの成分を吸収することで繁殖が衰え、その結果、口の中で作り出される酸が減少しむし歯予防に繋がる訳です。
食後のキシリトール摂取はむし歯予防に効果が有ります。