オーラルケアの取り組みと意識の違い

 

日本とスウェーデンでの、オーラルケアの取り組みについても違いがあることがわかりました。

 

下のグラフ1から、日本では使用率の低いデンタルリンスやデンタルフロスの利用が、スウェーデンでは定着していることがわかります。スウェーデンでは「ブラッシング以外にデンタルフロスやデンタルリンスも使うのは当たり前」「どちらかというと当たり前」という考え方の人が約68%にのぼります。一方日本では、「ブラッシングだけで充分だと思う」「どちらかといえば充分だと思う」という人が51%と半数を超えます。

 

普段からセルフケアで活用しているオーラルケア用品においても、スウェーデンでのデンタルフロス使用率は51.6%で日本の20.5%の2倍以上、デンタルリンスの使用率は39.5%で、日本の24.0%に比べて高い割合です。スウェーデンでは、短い時間でも、効率のよいオーラルケアが実践されていることがわかります。

 

ハブラシ以外にデンタルフロスやデンタルリンスも使うのは

当たり前だと思う

※ライオン調べ

 

グラフ1

 

また、「むし歯がオーラルケアで防げると考える人※」(グラフ2)は、スウェーデンで約81%、日本では約65%と意識にも差があり、特に強くそう考えている人がスウェーデンでは約60%と多く、日本と大きく差が開いている事がわかりました。

これらの取り組み、意識の差が発見2の残存歯数の違いにつながっているのかもしれません。

 

※「むし歯がオーラルケアで防げると考える人」は、「オーラルケアで防げる」「どちらかといえば防げる」の合計

 

むし歯はオーラルケアで防げると思う

※ライオン調べ

 

グラフ2

 

【調査概要】

○対象:15~69才のスウェーデン人・日本人の男女

○調査期間:2013/11/22ー12/10

※分析には各国の人口構成比でウェイトをかけた値を使用