前回ご案内致しましたブリッジとは、失った歯の隣にある天然歯を土台として人工歯(ブリッジ)を被せて、抜けた歯を補う治療方法です。この治療の欠点は健康な歯を削って土台にするという事です。最近のブリッジ治療の一つに接着ブリッジという方法があり、従来の治療と比べて歯を削る量がとても少ないことが特徴です。

 

従来のブリッジ治療

 

従来のブリッジ治療では、 主に土台の歯を覆うように人工歯を被せる治療法です。土台となる歯が健康な歯の場合、人工歯を被せるために40~70%前後、歯を削る場合があります。状態により歯の中にある神経を取り除く必要な治療もあります。

 

接着ブリッジの場合

 

接着ブリッジでは、主に土台となる歯の裏側に人工歯を貼り付ける治療法です。土台となる歯のうち、少なくとも1歯の切削をエナメル質(歯の表面にある硬い層)にとどめる必要がありますので、歯の切削量が少なくてすみます。また、健全なエナメル質が十分に残っていないと脱落しやすい傾向にあるため、象牙質が露出している歯には適さないといわれています。